スミス・エバンス効果って知っていますか?
国際標準化機構(ISO)が行った実験で、同じ木型から作られた2種類の靴をスミスさんとエバンスさんに履いてもらったところ、不思議な結果が出ました。
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スミスさん:Aはちょうど良い、Bは少し大きい
- エバンスさん:Bはちょうど良い、Aは少し大きい
同じ木型なのに、なぜフィット感が違うのでしょうか?
理由は完全には解明されていませんが、
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両者の足の形状の違い
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テストの日時や姿勢などの微妙な差異
などが影響したと考えられます。
いずれにしても、この実験が示唆しているのは、人間の足は非常に繊細であるということです。
人類にとって、足は歩行や地面との感覚を担う重要な器官です。
繊細なセンサーを持つのは当然と言えるでしょう。
しかし、靴の製造では個々の感覚に合わせたサイズ表示は難しいのが現状です。
基本的には木型の設定サイズに従いますが、フィッティングテストの結果を見て調整することもあります。
足に合う靴は、あなたの足が教えてくれます。
靴屋さんに行くときは、ぜひ足との対話を楽しんでくださいね。
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